- 大阪在住アラフィフ女性
- 公認会計士歴20数年、がん患者歴約10年
- ミニマリストを目指して1年ほど経ちました
- ミニマル思考、ミニマル生活でストレスフリーになったせいか、がんの進行も緩やかに
- 2021年末ブログデビューしました。
ツイッターも始めました
捨て活をしていると勢いで捨てすぎてしまう場合があります。
購入したマンションの書類は捨ててしまうと売却時に税金を多く払いすぎたり、費用が発生してしまいます。
捨てることは豊かな生活を手に入れるための手段です。
将来の支出や負担を生み出してしまっては、意味がありません。
残すべき書類を明らかにしましょう。
記載されている内容を理解するのが難しければ、
とりあえず、
目次に記載されているものは取っておくようにしてください。
住みかえてミニマルになろうとする人、必見です
売買取引の際に必要になるもの
不動産取引をする際には、売り手として対象の不動産がどのようなものかを説明する必要があります。
その際の説明資料としてあった方が良いものがあります。
なくても取引自体はできますが、追加で書類を取り寄せたり費用が必要になる場合があります。
また、あった方が買い手に喜ばれます。
スムーズに取引をするために残しておきましょう。
土地・建物登記済証(権利証)(~平成17年)/登記識別情報(平成17年~)
権利証や登記識別情報は売り手が不動産の登記名義人であることを証明する書類です。
廃棄・紛失してしまった場合、再発行は行われません。
不動産取引を行うためには以下のいずれかの手続をとる必要があります。
- 事前通知・・・本人確認のために登記所から郵送してもらい、これに対して申出をすることで登記名義人であることを確認する手続きです。登記所からの郵送を受け取るために実印を押印するため本人確認が可能となります。
- 本人確認情報・・・司法書士など資格者代理人に手数料を支払って本人確認情報という書類を発行してもらうものです。
購入時のパンフレット
マンションのモデルルームなどで入手したパンフレットです。
マンション全体の概要や間取り図が載っています。
間取り図には部屋のサイズやコンセントの位置が載っており、自分が家具の配置を検討する際などに参考にしました。
買主さんも同様に必要になる情報です。
販売会社や管理会社に在庫が残っていれば請求して入手することも可能かもしれませんが、
入手できない場合もあります。
管理規約
管理規約には共用部の利用の仕方や駐車場、管理人さんの業務に係る事項など、マンション内の決まりが載っています。
将来にわたって効果が発揮されますので、買主さんにとっても必要な情報になります。
売買契約時には仲介会社が最新のものを管理会社から入手することになりますが、交渉中に必要になる場合があります。
固定資産税・都市計画税納税通知書
マンションにかかる費用は不動産の譲渡価額だけではなく、購入後にかかる費用があります。
買主さんは将来の負担額も含めて購入を検討します。
- 管理費
- 修繕積立金
- 固定資産税・都市計画税
このうち、管理費と修繕積立金は管理会社に確認することができますが、固定資産税・都市計画税については、毎年4月1日時点の保有者に通知される「固定資産税・都市計画税納税通知書」に記載されています。
地域の役所で調べることもできますが、手間と手数料がかかります。
そのため、少なくとも直近のものは保管しておく必要があります。
確定申告をしている場合は証票として取ってあるかもしれません。
管理組合総会議事録など
マンションの管理組合は原則年に1度、通常総会が開催されます。
総会の議案書の中には、決算書、予算書のほか、管理規約の改正などの議案があります。
中古マンションの場合、修繕積立金が十分に積まれているかどうかは買主さんにとって興味がある点ですが、これも決算書に含まれています。
また、購入したときからの管理規約の改定なども総会で決定されるため、重要な決定事項については保管しておくことが重要です。
届くタイミングは管理組合の決算の時期によって異なります。
税務申告の際に必要になるもの
マンションを売却した場合、譲渡所得金額に対して税金がかかります。
譲渡所得金額=譲渡価額-(取得費+譲渡費用)-特別控除
国税庁ホームページより
で計算されます。
このうち、取得費の計算に必要な資料は保管しておかないと、所得金額を計算する際に差し引くことができず、
余計に税金がかかってしまいます。
取得費にかかる費用は以下の書類で確認することができます。
売買契約書
売買契約書には、マンションの土地と建物の代金が記載されています。
このうち、建物の金額は、年数が経つにつれて減少していきます(減価償却という方法で計算します)。
計算自体を税理士さんにお任せする場合であっても、その基礎となる購入金額が必要になります。
購入手数料等の領収書
マンションを購入した際に支払った税金や司法書士の報酬、不動産会社への手数料なども、領収書が残っていれば取得費に含めることができます。
ただし、建物に係る金額は上記同様、減価償却という方法で減少させる必要があります。
追加工事の契約書/領収書
マンションを購入したときにオプション工事を行った際の工事費用や、購入後のリフォーム費用も取得費に含めることができます。
こちらも減価償却が必要です。
まとめ
ミニマリストになると書類を持たない生活が理想になり、必要なモノも捨ててしまいます。
残すべき書類だけを残すようにしましょう。
購入したマンションについての残すべき書類は
- マンションの売買に必要な書類
- 確定申告に必要な書類
です。
費用対効果を考えて
将来の支出を減らすモノ
将来の収入を増やすモノ
満足感を高めるモノ
は保管するようにしましょう。
今回は、
将来の支出を減らすモノ
に当たります。
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