一口にミニマリストといっても明確な定義はなく、いろいろな方がいらっしゃいます。
そのため、ミニマリストの中でも『あれはミニマリストではない』『ミニマリストの本質はこの考え方だ』と互いに争いが生まれたり、ミニマリストに対する誤解が生じて反ミニマリストが生まれたりしているようです。
そこで、ミニマリストを勝手に類型化してその特徴を反すうするとともに、私が目指すミニマリストはどういうものなのか、を考えていきたいと思います。
- 大阪在住アラフィフ女性
- 公認会計士歴20数年、がん患者歴約10年
- ミニマリストを目指して1年ほど経ちました
- ミニマル思考、ミニマル生活でストレスフリーになったせいか、がんの進行も緩やかに
- 2021年末ブログデビューしました。
ツイッターも始めました
持ち物の数を減らす系
『フランス人は10着しか服を持たない』『365日のシンプルライフ』『私のウチには、なんにもない』などをお手本に、目安となる持ち物の数を決めたり、減らすことを目的とするパターンです。
ファイナンシャルプランナーの家計簿診断などでは、この家族構成であれば食費はこれくらい、と定義します。
同様に、この系統のミニマリストさんは、服は10着、カバンは2つ、靴は3足、など、持ち物の数を決め、それ以上持つ場合は最初に持っているものを捨てることで持ち物を増やさないようにしています。
物が多い方が最初に実行するには比較的実施しやすい方法ではありますが、捨てることが楽しくなる『捨てハイ』になり、後で捨てたことを後悔する可能性があります。
節約を突き詰める系
『年収90万円で東京ハッピーライフ』の大原扁理さんのように節約ありきのミニマリストです。
この系統のミニマリストになるためには、まず人生観や家計をダウンサイジングしなければなりません。
人生にとって何が大事か、そのためにはどれくらい収入が必要か、を最初に決めて、そこに必要ではない物や金を排除するのです。
人生にとって大切なものは確保しているので、それ以外の部分が減っても幸福感には影響を与えません。むしろ、大切なもの以外の物を持つために行っていた労働を減らすことができるので、労働を負担だと思っている人にとっては幸福感が増します。
効率を重視する系
減らすべきは物だけではなく工数だ、と考え、物を増やすことが生活を楽にするならば敢えて持つという考え方です。
例えば、掃除の労力を減らすためにお掃除ロボットを導入するようなイメージです。
効率化を行うことで自由な時間や心の余裕を手に入れることができます。
さらに、お掃除ロボットが快適に効率よく動けるような部屋づくり『ルンバライズ』が必要になります。
ラグを排除し、家具は極力おかないようにする、物を床に置きっぱなしにしないように定位置にしまう、など効率家電の導入に付随して物が減る場合もあります。
暮らしを大事にする系
自分のこだわりのものにフォーカスしたり、DIYで自分の好みのものを作り出すパターンです。
この系統はミニマリストとは限りません。
むしろ自分が好きなものについては膨大な量を持っている場合もあります。
しかし、興味のないものは持たないので、持ち物の総量としては少なくなる傾向があるため、広義のミニマリストとして取り上げます。
ユーチューバーの『OKUDAIRA BASE』さんは、台所用品は大量に持ち、料理ごとに皿や鍋を変えていますが、本などは読んだら処分したりベッドは自作したり(今はベッドなし)など、それ以外の部分では少ないもので暮らされているようです。
私が目指すミニマリストとは
私の場合は終活から始まったので、まずはいらない物を処分することから始めました。
それでもまだまだ不要なものがたくさんあります。
また、根っからのケチなうえに物持ちがいいので、まだ使えるものを捨てることに抵抗があります。
逆に一時期は捨てハイ状態になって、後で捨てなければよかったと思ったこともあります。
でも、思い切って捨てることで、気分が上がらない物を身に着けるよりも気分が上がるものを身に着けるほうが気持ちがいい、という体験もありました。
今のところ、なにを目指すかは定まっていません。
これから物や家計と向き合いながら、何が大切か、どうしたいのかを考えていこうと思います。
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